京王線の笹塚駅・幡ヶ谷駅の双方から、住宅地を抜けて徒歩約8分。
玉川上水旧水路の幡ヶ谷緑道を挟む形で、東京消防庁の消防学校があります。
消防の学校とは、どんな学校施設なのでしょうか。
東京消防庁消防学校の沿革
消防学校の沿革は、1913年に消防練習所の組織が創設されたことから始まります。
当初は麹町区元園町に練習所がありましたが、1938年に渋谷区幡ヶ谷本町に移転しました。
消防学校と名を変えたのが、1953年。
消防教育訓練機関として、新たにスタートを切ります。
現在地の渋谷区西原の地に移転したのは1950年のこと。
以来、消防・救急に関わる人材の育成機関として、そして自らの手で地域を守る消防団員への支援などの包括的な組織として、沿革を刻んできました。
現在の校舎や施設は、1995年からの2年間に落成したものが多くあります。
第一校舎、第二校舎、総合体育館、訓練塔、校庭、そして寮など、様々な施設を現代のニーズに適応した形で、配置しています。

消防学校の教育とは
東京消防庁に消防官として入庁すると、まずは全員消防学校へ入校します。
初任教育といい、全員が約半年間、全寮制で消防業務の基礎を習得するのです。
消防官は、防火、防災に関する基礎的な知識はもちろん、人の命を助け、仲間の命も預かる仕事です。
そのために必要な気力や体力作り、そして社会人としての基礎も半年間で習得し、各消防署へ配置されることになります。
専門的知識の習得へ
実際に消防署へ配属された消防官は、主にポンプ隊員として、実務を経験することになります。
その後、様々な専門的知識や技術を習得し、ポンプ隊やはしご隊、救急、山岳・水難救助、航空隊などの災害対応業務、建物調査や危険物規制などの予防業務、防災安全業務、本庁業務などのキャリアを積んでいくことになります。
はしご車を運転したいといっても、すぐに運転できるわけではありません。
ポンプ隊員として消防署に配属された後も、様々な資格試験や認定試験に合格し、研修を受け、実務経験を積む必要があります。
救急救命士になるにも、養成課程研修を受けて専門的な知識や技術を習得し、救急救命士の国家試験に合格する必要があります。
これらの専門的な専科教育や救急教育を行うのも、消防学校の役割です。
水難救助や特別救助隊(レスキュー)といった、さらに特殊技能の研修も行います。
部隊の指揮管理や業務管理といった幹部教育も含めて、消防庁を支える消防学校が存在しています。

まとめ
幡ヶ谷で日々鍛錬と進化を続ける、東京消防庁消防学校。
東京という大都市を守り、支える学校が幡ヶ谷にあるんですね。
風向きによっては、運動会で聞こえてきそうな声が聞こえて来ることもあります。
そんな心強い人の訓練する街、渋谷区の幡ヶ谷エリアでマイホーム購入をお考えの際は、私達ソヨー建設までお気軽にご相談ください。
